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吉利汽車:知的財産権問題でトヨタの訴えに困惑
   発信:2003/02/26(水) 05:21:12
  『中国汽車新網』25日付報道によると、小型車が市場で人気の吉利汽車公司は24日、北京で「保護民族知識産権的新聞座談会」を開催した。その場で、トヨタ自動車が知的財産権に関して同社を起訴した、中国自動車業界初の「案件」が明らかになってきた。

  一連の訴えが始まったのは昨年の12月から。トヨタ自動車は不当競争による賠償金として、吉利汽車に1400万元の損害賠償請求をおこした。その内容は2点に絞られ、まずは吉利汽車が使用しているエンブレムがトヨタのそれに類似していること。もう一つは、吉利汽車の人気車「美日(メリー)」がトヨタのエンジンを搭載していないにも関わらず、宣伝資料には同社製エンジン搭載と記載されていることである。

  この案件は3月12日、当地中級人民法院で開廷される予定だが、被告側の吉利汽車が異議を申し出たことで、そのスケジュールが変更されることもあるという。しかし、それ以上に今回の件に関しては様々な憶測が流れている。

  吉利汽車側が明らかにしたところによると、同社は確かに天津豊田汽車発動機有限公司が製造した8A型エンジンを使用しているが、正規のルートを経て導入したものであり、トヨタの申し立ては論外だということ。

  さらには、今年初頭に市場デビューを果たしたトヨタの新型車「ヴィオス」がメリーと同じエンジンを搭載しているにも関わらず、価格が11万元と倍近くになっている現状も影響しているようだ。ここに、トヨタの「吉利いじめ」という構図が浮かんできても不思議ではないという。

  吉利汽車は2002年、自動車販売台数が5万台近くに上り、前年比で120%の増加と大躍進した。市場シェアも4.5%と順調成長。中国市場に本格参入したトヨタにとっては、目の上のたんこぶになっていると言えよう。

(奥山要一郎)