Google撤退騒動でできたサイト「谷姐」が秘かに急成長していた―中国

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  今から1年前、グーグル(Google)が中国市場からの撤退騒ぎを起こした際に中国国内ではGoogleやその中国名「谷哥」に名前を似せたパクリサイトが雨後の筍のように出現した。そのうちの多くは発展性のない「パクリ」に終わるなかで、「谷姐」(goojje.com)は本気でGoogleを追い抜こうとしているようだ。製作者が先日、独自の検索エンジンを公開した。鳳凰網が伝えた。

  谷姐網の黄炯●CEOは20日、メディア30社やファンド企業などを集めて新しい自前の検索エンジン発表会を開催した(●は火へんに玄)。検索エンジンはSNS(ソーシャルネットワークサービス)の要素を取り込んだもので、ニュースやサイト検索のほかにキーワードを使ったユーザー検索もできるという。黄CEOによれば「GoogleとFacebookのよいところを合わせた」とのことだ。

  「谷姐網」は開設直後の注目が収まってからは半年以上にわたってなりを潜めていたが、その間に大規模な先行投資を行っていた。6人だったスタッフが50人になり、1000平方メートル近いオフィスに移転し、独自の検索システム開発にいそんしんでいたようだ。「現在国内外の有名ファンドと融資に関する協議を行なっており、今後数カ月以内に融資が実現する」と黄CEOは語るとともに、発表会では「Googleを超える自信がある」と豪語した。

  中山大学ソフトウェア学院の教授からも「現在のネット業界における最先端の処理技術を利用し、パーソナライズされかつSNSの要素を取り入れた検索システムは百度やGoogleとは異なる」とのお墨付きをもらっているという「谷姐網」。本人たちは「パクリ」であることを正式に認めていないが、「パクリ」といわれてもおかしくはないパッケージの中から、独自性を持ったコンテンツが生まれ発展しようとしている。これが本当にGoogleに迫るような勢いを持つようなことがあれば、「パクリ」文化が単に「パクリ」で終わらない新たな段階に入ったことを示す証しになるかもしれない。(編集担当:柳川俊之)

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