中国の月面探査プロジェクト「嫦娥」の首席科学者に任命されている欧陽自遠氏は、中央電視台(CCTV、中央テレビ)に出演、中国の月面探査は技術的にすでに成熟しており、単に技術レベルだけを見れば、すでに実行可能だとする見解を示した。28日付で中国新聞社が伝えた。
欧陽氏は、中国初の月面周回衛星「嫦娥1号」プロジェクトの実現は、中国の宇宙空間科学と関連技術の領域に大きな進展をみることになるだろうとし、低コストで低リスクを実現するが、国の戦略的なプロジェクトとしての意義の大きさを強調した。
また欧陽氏は、中国が月面に飛び立つという夢を実現させること、月面に中国国旗を打ち立てることができることを信じるとした。さらに「国連では、月がいかなる国や個人に属するものではないことを明記」「現在の状況では、最も早く開発利用したものが利益を得られることになる」との見解を示した。
特に月面の太陽エネルギーに注目、月面には太陽をさえぎるものは何もなく、ほとんど無制限に太陽エネルギーパネルを設置でき、また月面の表面には100万−500万トンのヘリウム3があるとされ、中国の通年の発電量で必要なものはヘリウム3が8トン、現在の技術からみて、一度に地球に持ち運べる量は13トンと考えられ、その可能性の大きさを強調した。(編集担当:鈴木義純)
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