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ビール有害物質問題で「言いだしっぺ」叩きの動き

社会ニュースY! 2005/07/15(金) 12:33
  一部の中国メディアが「中国製ビールの95%に人体に有害な化学物質であるホルムアルデヒドが含まれている」と報道した問題で、業界団体の中国醸造工業協会は14日、これを否定する声明を発表した。中国メディアでは情報提供をした張本人を探し出すキャンペーンが始まっている。15日付で第一財経日報が伝えている。

  第一財経日報によると、7月5日付の「環球時報生命周刊」に「ビール業界はもっと早くホルムアルデヒドの使用を禁止すべきだった」という記事が載った。北京の研究所で働く読者が、匿名で「中国ビール業界ではホルムアルデヒドの使用が暗黙の了解になっている」と投書をしたことがきっかけだったという。第一財経日報はその読者の苗字を伝えていて、ビールメーカー以外の研究所で働いているという。

  さらに中国醸造工業協会ビール支部の杜律君・秘書長が「割合から見たら、95%の中国製ビールにはホルムアルデヒドが添加されている。自社製品には添加していないという企業もあるが、それはごく一部の製品に限ったこと」というコメントも紹介。

  このあと、成都商報が「コスト面から発がん性物質を使用している企業があるが、大多数の消費者は知っていない」と伝えた。その上で、成都商報の記事を新浪網が転載して情報が広まっていったと第一財経日報は分析している。

  第一財経日報の記事は、報道した記者や情報源の人物名まで言及しており、「言いだしっぺ」を強く非難する意図が感じられる。

  また、14日付で「誰がビール業界を陥れようとしているのか」と題してあるビールメーカーを取り上げた記事を掲載している。

  このほかの中国メディアでも、「外国の参考書には今でもホルムアルデヒドを添加するように載っているのに、中国だけ標的になるのはおかしい」といった関係者の声を紹介しているものもある。

  一方で、数年前までは中国のビールメーカーでホルムアルデヒドが添加されてきたことは関して追及する中国メディアはほとんど見られない。消費者の関心である食品の安全に対する議論がないがしろになっている感があり、消費者のメディアに対する不信感が高まる可能性もある。(編集担当:菅原大輔)

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