【今日のブログ】北京バス値下げ、嬉しいけどいつまで?

  今月1日より北京市内の公共バスがICカード利用の運賃を6割引とした。この値下げにより30年前の料金より安くなる区間も出現するなど、バス利用者が急増しているという。しかしその一方で、この値下げの期間などが不透明で、すぐに元に戻るのではと言った懸念の声も、その値下げ期間に疑問をもつブログより。

------------------------------------------------------------------
  2007年1月1日より、北京の447路線の公共バス料金がICカード利用で6割引になった。これは北京市政府が力を入れて推進している公共交通改革で、北京の歴史上初めて、計画経済時期の遺留物である定期券を廃止するものである。

  割引が始まってからこのカードの販売は好調で、カード購入のために行列まで出現している。値下げされた路線は以前より混雑を極め、乗車出来ない状況さえ発生している。しかしバス利用者が増えたのにも関わらず北京の道路の混雑状況は依然改善されていない。

  この公共バスの値下げが北京の交通問題改善に果たしてどれほどの効果があるのかを論じるのは、まずよそう。それよりも、この値引きが一体いつまで続くのかに疑問だ。ある記者が首都交通委員会の責任者にこの疑問を問いかけた時、その政府の職員も明確な答えを述べなかった。

  公共バスの値下げは、実質的な角度から言えば、大衆にとっては良いことであり、人々の負担を軽減するだけではなく、バス利用者の増加を導く。しかしこの種の措置が有効に実行出来なければ、ただ値引きという形式は誇大広告と懸念されることは免れがたく、いつまで値引きが続くのかを人々が懸念することも無理はない。

  公共バスは、電車運賃と同じように、価格の制定においても、納税者、利用者、消費者である市民たちと一緒に議論すべきである。しかし現在の公共バスの値下げは、市民の参与がなく、市民にその値下げ期間が告知されておらず、基本的なことは政府部門の発表だけで済まされている。

  あたかもデパートの衣服の大売出しの印象を与える。そのセール期間は定かではなく、政府は値下げの効果がないと分かったら、再び価格を引き上げるかもしれない。市民のこの種の懸念と猜疑心の状況下で、公共バス値下げは、公共交通の改善という目的を果して達成出来るのだろうか。
------------------------------------------------------------------
(出典:小米屯的BLOG意訳編集)

(編集担当:長谷川昌志)