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【今日は何の日?】1962年:トウ小平「黒猫白猫」論

コラムY! 2007/06/15(金) 08:34
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  1962年6月15日、トウ小平が「鼠を捕る猫が良い猫だ」という考え方を示した。

  この日、中国共産党中央書記処では「包産到戸」問題が話し合われた。「包産到戸」とは、個別農家が農地経営を請け負い、それぞれの農地に応じて生産量のノルマを決め、超過分は個人の所有とし、不足分は罰金を納める方式を指す。人民公社方式の農業生産が停滞したため、61年ごろから多くの農村が自発的に「包産到戸」を取り入れた。

  毛沢東が力を入れた人民公社の理念と相いれないとして問題視する共産党幹部も多かったが、トウ小平は、「できるだけ速くかつ容易に農業生産を回復させ発展させる方法があれば、それを採用すれば良い。民衆が望む形式を採用するべきであり、それが非合法であれば合法化すれば良い」と発言。更に安徽省の諺を引用して「茶色(黄色)の猫でも黒い猫でも、鼠を捕る猫が良い猫だ」と述べた。

  後に「白猫黒猫論」として有名になるトウ小平の持論が、公の場で表明されたのは、この時が初めてとされる。しかしこの言葉は文化大革命期に「主義と方針を持たない実用主義的観点」として毛沢東からも批判され、トウ小平失脚の理由とされた。

  その後、トウ小平が復活し改革開放路線が本格化すると、教条主義的な姿勢を排除するための号令として積極的に用いられた。

  写真は「鼠を捕る猫が良い猫だ」発言の前年の1961年に北京市内の人民大会堂で撮影。左から劉少奇、トウ小平、1人置いて金日成、周恩来。(編集担当:梅本可奈子・如月隼人)


書籍辞書との違い:電子辞書をめぐる断章(その2)

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