中国が国家標準規格としている次世代DVD規格「EVD」の存続が危ぶまれている。対応プレーヤーは既にほとんどの家電販売店から姿を消しており、EVD連盟の張宝全秘書長も、状況によっては市場を放棄する考えを明らかにしている。北京日報が伝えた。
北京市にある大中電器や蘇寧電器は「以前はEVDプレーヤーを取り扱っていたが、今は在庫もない」と説明。2007年にEVDの販売促進を宣言していた国美電器のみが販売を続けているが、「こんな状況になるとは思いもしなかった」と変化の速さに驚きをあらわにした。
張秘書長は普及のネックとなっているソフトの問題について、「07年から毎月ハリウッドの映画会社と電話会議を行っている」と明かし、プレーヤーを改良することでコンテンツの提供が受けられる見込みだと述べた。また映画会社の支持がなければ産業化は不可能だとの見解を示した上で、「11月までにハリウッドとの話し合いが進展しなければ、これ以上続ける意味はない」とEVDを放棄する考えを明らかにした。
EVD連盟には40社以上が加入して業界を形成していたが、現在EVDプレーヤーを製造しているのは、清華同方、新科電子(Shinco)、万利達(malata)のみ。EVD規格のプレーヤーとソフトは、現在主流のブルーレイに比べて安価だが、ソフトの充実が課題になっていた。(編集担当:入澤可織)
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