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ユーロ円堅調、トレンドライン上限か=外為オンライン

経済ニュースY! 2008/12/09(火) 10:35
◆昨日のNY市場

  ユーロが対ドル、対円で堅調に推移、1週間ぶりにそれぞれ1.29台後半、120円台後半をつけましたが、上昇にも勢いが無く、上値は限定的でした。ビッグ・スリー問題も決着が近いとの報道で、NYダウが先週末に続き続騰。340ドル近い上昇をみせ、9000ドル台回復まで手が届く水準まで買われました。

  また、オバマ次期大統領が先週末の講演で、1950年台(アイゼンハワー大統領)以降で最大規模の景気浮揚策を行うという発言を行い、株式市場続騰を後押ししました。来週もFOMCで追加利下げがあるとも見方から、円が買われ、再び92円台までドルが軟化。日米金利差縮小を蒸し返す向きもあったようです。

ドル/円  92.58 〜 93.42
ユーロ/円  119.59 〜 120.63
NYダウ  +298.76 → 8,934.18ドル
GOLD  +17.10 → 769.30ドル
WTI  +2.90 → 43.71ドル
米10年国債  +0.038 → 2.745%

◆本日の注目点

欧12月独ZEW景気予測指数

  欧州市場ではユーロが堅調で、ユーロ円は先週末のNY市場の安値から5円以上高く一時121円手前まで上昇しました。ただこの水準はトレンドラインの上限に近く、抵抗が予想されるレベル。今後大きく下げずにもみ合えば、抵抗線を抜ける可能性もあり、微妙な値位置にいると言えます。

  自動車ビッグ・スリー問題はやはり影響が大きいようで、この日ペリーノ大統領報道官は、救済法案について「今日中に合意する可能性は高い」と記者会見で述べています。当面の資金として150億ドル規模の融資を行い、ひとまず「破綻」を避けられるという見方でNYダウは大きく値上がりし一時340ドルを超える上昇を見せました。

  しかし現実には、2〜3ヶ月の資金手当てができたとしても、原油安にもかかわらず、自動車販売には急ブレーキがかかっており、その影響は中国、ロシアを含む新興国にまで及んでいます。仮に、販売台数が前年同月比プラスに転じるのに数年かかるとすれば、ビッグ・スリー各社とも大規模なリストラや工場の売却などを決断しない限り、近い将来再び資金繰りが悪化することは目に見えています。

  依然として不安要素を多く抱える米経済ですが、そのあたりを背景に円は堅調に推移しています。90円―95円の丁度中ほどでの取引が中心ですが,今月は巷間いわれているように外国金融機関の国内で稼いだ利益を本国に送る(repatriation)月です。

  円を売ってドル、ユーロを買う動きが出ることになりますが、今年は今回の金融危機で例年ほど利益が積み上がっていないのでは無いかと思われ、余り「期待?」できないのでは…。(提供:佐藤正和氏・外為オンライン)

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