ポールソン米財務長官が昨年秋に打ち出した7000億米ドルの金融安定化策について、中国紙・理財は9日付で、「米納税者から預かった資産で銀行投資を行った世界最強の資産運用家」と皮肉った上で、その投資効率は、米著名投資家のウォーレン・バフェット氏によるゴールドマン・サックスへの投資に及ばないと報じた。
米財務省は08年10月、ワラント(株式取得権)を含む優先株を購入する形で、ゴールドマンに100億ドルを資本注入した。バフェット氏が9月に行ったゴールドマン投資の2倍の規模となるが、取得したワラントはバフェット氏の4分の1ににとどまった。他の銀行への救済もゴールドマンのケースとほぼ同じ条件で行った。
国際通貨基金(IMF)の前チーフエコノミストであるサイモン・ジョンソン氏によれば、この結果、ポールソン長官の「投資」に資金を提供した米納税者は、金融株が反発したとしても、ゴールドマンのロイド・ブランクフェイン最高経営責任者(CEO)や米銀シティグループに4%を出資するサウジアラビアのアルワリード王子など救済先の銀行株主ほどの利益は得られないことになる。(編集担当:服部薫)
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