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HSBC香港と、その近くの中国銀行との間の風水戦争

コラムY! 2009/02/07(土) 16:46
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シロウト個人投資家の中国株あれこれ 第127回−さますの

  香港へ行ったときに、HSBC香港(香港上海銀行)で口座開設にチャレンジしてきたのですが、その建物のかたちが、なんとも個性的だったのが印象的でした。個性的というと聞こえがいいですが、正直なところ、なんだかとっても奇妙に見える建物です。

  まるで要塞のようなものものしい外見で、おまけにビルの屋上には大砲らしきものが見えます。まさか本物のわけはないですが、なんとも物騒な形です。 夜になって暗闇にライトアップされた姿なんて、まるでアニメに出てくるロボットみたいにも見えそう、、、

  ネットなどで調べてみたところ、風水が大きく影響しているようです。香港では、建物の設計などの際に風水を大変重んじる風潮があるそうで、「企業に専属の風水師がついている」とか「風水対策費が支給される」とかいう話もあります。家のまわりで新たな建築物ができたりして、風水的に不都合が出た場合には、役所に届け出ると、再調整のための費用が支給されるそうなのですが……本当なのかしら??

  そういえば、HSBC香港以外にも、香港には一風かわったビルが多いのも、デザイン性の問題というよりは、風水へのこだわりなのかもしれません。

  香港の風水ねたで、なかでも有名なのが、例のHSBC香港と、その近くに建っている中国銀行との間の風水戦争。

  もともと中国銀行旧館のお隣にHSBCが、あの要塞のような建物を建てたのが発端だそう。いまでは周りにどんどん高いビルが建ってしまい、目立たなくなってしまったHSBCですが、当時はあの高さでも、超高層ビルだったそうで、お隣の中国銀行は、完全に見下ろされる格好になりました。

  風水的には、隣のビルが高すぎると、頭をおさえつけられた格好になってしまい、発展が阻止されてしまうそうですね。”むむ!これは、いかん!”と敏感に反応した中国銀行は、HSBCに対抗して、新たなビルを建設しました。

  今度は中国銀行が、70階という、HSBCをはるかに上回る高さのビルを建設。HSBCを圧倒的な高さで押さえつけます。さらには、そのデザインが穏やかではありません。尖った刃物を思わせるような鋭角的な形状の建物で、しかもその切っ先は、HSBCのほうへ向いているかのように見えます。

  風水の知識がなくても、見ているだけで、なんとなくいや〜な感じ。見るものを、不安な気持ちになる形をしているのです。実際、この刃先はHSBCへ向いており、風水的には、そこから攻撃的な破壊の気をHSBCへ向けて出しているとか。

  そして、なんと中国銀行の新ビルが建設された途端に、HSBCの業績が下降へ向かい、初めての赤字転落。HSBCは、その業績悪化の原因を、中国銀行の新ビルのせいで風水が悪化したせいだと考え、対抗策を打ち出します。

  そこで取り付けられたのが、屋上の大砲らしきオブジェ。もちろん標的は中国銀行です。(大砲の向いてる方角は、正確には中国銀行ではないという話もありますが。) この風水対策のおかげで、HSBCは翌年から再び業績が回復したということです。

  この話は、香港風水戦争について伝えられている話を、私なりにまとめたものなので、真偽のほどは分かりませんが、香港での風水の影響力の大きさを伺うことができる話として、とても興味深いものだと思いました。

  でも、もしこの話が本当なら、HSBCは業績悪化の原因について、株主総会で「中国銀行の新社屋が風水的に……」みたいな説明をしたんでしょうか(笑)。まさかとは思いますが、想像すると、ちょっと笑えます。

  HSBCや中国銀行は、上記以外にも、自社の発展のために、うまく土地の気を引き入れ、自分のビルに集めるための工夫を、建物のいたるところにしてあるそうです。

  香港だけでなく、マカオのカジノ建設でも、ラスベガス系のカジノが進出してきたときに、ちょっとした風水戦争が話題となったりました。おそらく、マカオのカジノに、ちょっと奇抜な建物が多いのも、そのせいなのかもしれません。

  さらには北京オリンピックの会場建設にも、風水が取り入れられていたという話ですし、中国の人にとっては、風水は、私たち日本人が思う以上の大きな影響力を持っているのかも……。

  風水をこんなに重視するお国柄ですから、株価の動きなんかにももしかしたら私たちが知らないところで、風水が大きく影響していたりして……株式市場も人間が動かすものですからね〜

  中国株をやるなら、風水のことも少しは知っておいたほうがいいのかも?なんて思ってしまいました(笑) (執筆者:さますの)

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【執筆者】
さますの(ペンネーム)

30余年の間、定期預金ひとすじ。なんの疑問も持たず生きてきたが、ゼロ金利が続く事態に危機感を感じ、2003年、とつぜん投資に目覚める。最初は日本株から始めたが、2003年12月、おっかなびっくりで中国株の世界にも足を踏み入れる。現在、中国株は、日本株などの投資対象と組み合わせた資産運用の一角として位置づけ。/td>


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