中国企業が保有する貨物船「新星号」(5000トン)が2月14日、ロシアのナホトカ沖50マイルの地点で沈没し、船員数人が行方不明になっている。2月19日付の燕趙都市報は、「新星号」がロシア側の許可なく離岸したため追跡した軍艦から砲撃を受けて沈没したもようと伝えた。
「新星号」は浙江省の通宇船務有限公司が保有し、便宜地籍船国のシエラレオネで船舶登録している。実際の運航は広東省の広州明洋船務有限公司が行っている。現地の報道によると、「新星号」は密輸を行っていた疑いがあるという。
これに対して「新星号」はロシアのナホトカ港を無許可のまま離岸。ロシアの軍艦に追尾されて500発の砲撃を受けた。そしてロシアの軍艦とともにナホトカ港へ戻る途中で沈没したもよう。
「新星号」の船員は脱出のため小型ボート2隻に乗り換えたが、ロシア側が救助したのはこのうち1隻のみ。同紙はロシアの軍艦が適切な措置をとらなかったと説明している。救助された船員はいずれも凍傷を負ったという。
中国外交部はロシア駐中国大使館に行方不明になっている中国人とインドネシア人船員の捜索に全力を挙げて「新星号」が沈没した原因を早期に正式発表するよう要求した。(編集担当:麻田雄二)
【関連記事・情報】 ・貨物船転覆で1人死亡 密入国の可能性は?−雲南省(2009/02/02) ・燃料切れで漁船転覆 5人救助される−珠海市沖(2009/01/30) ・作業船が爆発・炎上して沈没、積荷に爆薬か−広西(2008/12/01) |