NY原油:50ドル前後の攻防、国内は小じっかり=光陽FT

  WTI(ウエスト・テキサス・インテーミディエイト)原油5月限の夜間取引は、昨日終値49.41ドルから48.92ドルまで下押されて49.35ドルまで反発。引け後発表のAPI在庫増加で売りが先行したが、昨日安値48.85ドルを割り込むには至らず。午前11時現在49.30ドルと、50ドルを挟んだ攻防が続く。東京工業品取引所のエネルギー先物価格も、小じっかり。ガソリン期先は630円安の4万4120円、灯油期先は600円安の4万3640円まで反落したが、前場終値はそれぞれ160円安の4万4590円、370円安の4万3870円と値を戻す。

  WTI原油は北米在庫の増加が期近限月を圧迫する反面、期先12月限は60ドル水準に高止まる。反面、商品市場では銅、白金、金に続き、パーム油・大豆油の植物油が急騰し、油糧種子の大豆をはじめ農産物を支えるなど、循環的に上値を切り上げる。結果的に商品市況全般が底入れ・反発基調を強めている段階。

  米国と異なり国内では、製品現物価格が戻り高値の更新を継続。ガソリンは業者間価格バージ物が4万2950円/キロリットルと、昨年11月17日以来の高値。京浜の海上スポット価格が4万3950円と、11月12日以来の高値で、12月の底値から53%上昇。それでも昨年7月の高値に比べると、いずれもまだ半値以下。本来、ローカルの需給、価格動向を反映すべき先物価格は、国際指標としてのWTI原油の上値重さに必要以上に圧迫されている嫌いあり。その結果、先物市場でも先週からは当先の順ザヤ幅が縮小気味。いずれその反動が出る可能性あり。

  指標のWTI原油が徐々に55ドル、60ドルと水準を切り上げるにつれ、東京のガソリン、灯油期先も5万円台を目指す可能性高い。※12時15分送信光陽ファイナンシャルトレード配信メルマガより抜粋(執筆者:梅田直人・光陽ファイナンシャルトレード株式会社)

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