NY原油:在庫増で50ドル前後にとどまる=光陽FT

  WTI(ウエスト・テキサス・インテーミディエイト)原油5月限は東工取終了時の50.17ドルから、NY午前10時30分のEIA(米エネルギー情報局)在庫統計発表で48.91ドルまで下落。その後は戻りを売られながらも下値を切り上げたが、原油在庫の増加傾向に変わりはなく、50ドル台を回復できず取引を終えた。

  EIAの在庫統計は、前週比190万バレル増加の予想に対し、560万バレル増加と3倍近い急増となった。前日にはAPI在庫統計で650万9000バレルの増加と発表されており、APIに近い増加となる。製油所の稼働率が81.8%から80.4%に低下したことが在庫増加の要因になった。

  1990年以来の高い在庫水準にもかかわらず、49ドルを下回るところでは買いが入り、50ドル前後の水準を維持。このことは、在庫増が重しにはなっているが、市場では既にそれを織り込んでしまっていることの現われか。

  製油所の稼働率低下は原油の消費の減少を示しており、OPEC(石油輸出国機構)が月例報告で世界需要を引下げたことにも一致する。ただ、5月25日のメモリアルデーを含む三連休から始まるドライブシーズンに向けて、製油所の稼働率の上昇は見込める。在庫増加は季節的にも終盤に差し掛かっている。このため、50ドル前後での底固めが一巡すれば、再び上昇が始まる可能性が高い。※8時50分送信光陽ファイナンシャルトレード配信メルマガより抜粋(執筆者:日高正博・光陽ファイナンシャルトレード株式会社)

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