|
「巣篭もり消費生活」銘柄特集(4)=小売・量販店がショッピングサイト構築 |
【経済ニュース】 Y!
2009/06/13(土) 16:01
|
■小売・量販店も検索・購入サイトに注力
長らく日本人の消費行動の主役であった小売・量販店。特に百貨店や、大型スーパー・量販店などは足を運ぶだけでも楽しいショッピング空間を形成しており、また店側も来店客数の増加に常に心掛けてきた。
その小売・量販店が一見、本業の逆風、延いては「敵」にもなりかねないショッピングサイトを自ら立ち上げ、その配信に力を入れるようになってきている。こうした小売・量販店の場合、ショッピングサイトを閲覧してもらうことで顧客の興味を掘り起こし、最終的には店に足を運んでもらうような誘導効果も狙っている。また最近は、既存店の来店客数、売上の減少が続く中、ショッピングサイトが収益を補完してくれる、いわば「味方」的存在に変わってきている点も力を入れる理由の一つになっているかもしれない。
イオン <8267>は「ショッピングサイト」で検索をかけた場合、グーグルで上位3番目、ヤフーでは2番目(2009年6月7日時点)に表示されるようにSEO対策をとるほど、自社ショッピングサイトへの顧客誘導に力を入れている。中には店頭で購入するよりも低価格な商品も存在するほか、近年、新聞を購読しない若年層家族が増えており、そうした家庭向けへの一種の「チラシ」効果の役割も果たしている。
そのライバルであるセブン&アイ・ホールディングス <3382>も傘下のイトーヨーカ堂<非上場>がやはりショッピングサイトに注力しており、特に季節商品・注目商品・目玉商品の表示を強調することで、消費者へ「お得感」、「先取り感」の欲求を満たすコンテンツ作りに工夫が見られる。同じ傘下であり、百貨店部門を担うそごう<非上場>、西武百貨店<非上場>も百貨店ならではとも言える催し物の案内や、季節モノ、コスメ商品の宣伝に力を入れることで、最終的には来店に繋がるようなサイト作りに工夫を凝らしている。
一方、同じ百貨店である高島屋 <8233>は前述そごう・西武百貨店よりもダイレクトに購入を促進するサイト作りを行っている。催し物などの案内は一切排除し、その代わり、一番上部に商品別カテゴリ表示を行うことで、目的商品の情報に迅速に到達出来るよう工夫がなされているほか、価格も明確に表示。イメージ重視の傾向が見られる百貨店系サイトの中では、検索サイトの雰囲気にやや近い。
三越伊勢丹ホールディングス <3099>も傘下の三越<非上場>が保守的なイメージとは裏腹に、ショッピングサイトに力を入れているほか、丸井グループ <8252>傘下の丸井<非上場>は、比較的WEB環境に精通している若年層の顧客が多いことに着目して、「マルイウェブチャネル」として20代から30代を主力ターゲットとしたファッションサイトを構築している。
またカルチュア・コンビニエンス・クラブ <4756>は運営する「TSUTAYA」のオンラインサイトで、従来からCD・DVDが購入出来るほか、このほど主力のレンタルサービスにおいても、サイト上からの予約申し込みで宅配レンタルサービスが受けられるメニューを新たに開始した。送料・返却料・延滞料何れも無料で借りることが出来る画期的なサービスであり、他のCD・DVDレンタル店にも同様のサービスが広がる可能性も高い。
その他、音楽・映像ソフト小売大手の新星堂 <7415>もオンラインサイトでの販売にも注力しており、アーチスト別、ジャンル別に簡単に検索出来るほか、商品によってはサイト限定の特別価格も設定しており、やはり購買層の中心が若年層である傾向を生かした販売手法を採用している。専門店は自宅の近場に店舗が所在していないケースも多く、ショッピングサイトの利用価値は非常に高いものと思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社 Media-IR)
【関連記事・情報】 ・アニメ産業銘柄特集:「anime」として世界に定着する日本のアニメ - 日本インタビュ新聞社/報道型IRサイト ・「巣篭もり消費生活」銘柄特集(5)=自宅で映画!サービス充実で需要拡大(2009/06/14) ・「巣篭もり消費生活」銘柄特集(3)=あらゆる商品を自宅内でお買い物(2009/06/13) ・「巣篭もり消費生活」銘柄特集(2)=重宝される宅配サービス・サイト(2009/06/12) ・「巣篭もり消費生活」銘柄特集(1)=自宅で楽しむ生活・娯楽システムが充実(2009/06/12) |
|
|