【日本の検索ワード】アニメ実写化?再映画化?「時をかける少女」の世代差

  筒井康隆の小説『時をかける少女』の新たなリメイク実写映画(谷口正晃監督)が2010年3月に公開され、06年に公開されて人気を集めたアニメ版で主役の声を担当した女優、仲里依紗(なか りいさ)が主役を演じることが伝えられ関心が高まった。Google「急上昇ワードランキング」に「仲里依紗」が登場した。

  仲は1989年生まれの20歳、長崎県出身。2005年ごろよりCMに出演するようになり、06年に公開されたアニメ版『時をかける少女』の主人公、紺野真琴の声役を担当し、好評を博した。その後、ドラマや映画に多く出演しており、ドラマ『ハチワンダイバー』では巨乳メイドのコスプレを披露したことで話題を集めた。今回の映画版では、原作の主人公芳山和子の娘、芳山あかり役を演じる。

  1960年代に発表された小説『時をかける少女』は、これまでに何度も原作にアレンジを加えた映像化が試みられている。72年のSFドラマ『タイム・トラベラー』に始まり、大林宣彦監督・原田知世主演で83年に公開された映画版、85年の南野陽子主演による単発ドラマ、94年の内田有紀主演の連続ドラマ、97年の角川春樹監督、中本奈奈主演による2回目の映画版、2002年に安倍なつみ主演による単発ドラマ。そして06年に公開されてヒットした、細田守監督によるオリジナルストーリーのアニメ版、と実に計7回映像化されているのである。今回が8回目の映像化、オリジナルストーリーの作品としては2作目になる。

  これだけ多く映像化されていることもあり、ネット上では「またやるのか」という感想のほか、世代で異なる視点による今作に対する意見がでている。10〜20代の層ではアニメ版との比較が中心となり「アニメを超えられるか」という見方が強いのに対し、30代以上の層ではアニメ版との比較以外にも、83年版と実写映画どうしの比較をして「原田知世を超えられるか」といった見方が多くみられる。今作では母親として登場するかつての主人公、芳山和子役を安田成美が演じていることに対して「なんで原田知世ではないのか」という声や、「今後どんなにリメイクされようとも原田知世が一番」との意見も多く見られ、25年前のヒット作の人気の根強さがあらわれている。

  従来の映画版、アニメ版とも異なるストーリーであり、単純に比較はできないが、新たな『時をかける少女』が越えるべきハードルはかなり高そうだ。公開が楽しみである。(編集担当:柳川俊之)

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