値上がりセクターはどれだ!?…「人民元上昇」の株価影響を予測

  上海証券報はこのほど、人民元の為替レートが上昇した場合、株価も上昇すると予測できるセクターを紹介した。

  まず挙げたセクターは、人民元資産を保有している企業の銘柄。主に金融と不動産関連が該当する。両セクターとも、「二・三線級銘柄」の場合には、いったん株価が動きはじめれば、「人気が人気を呼ぶ」可能性もある。不動産では10月下旬までにも、銀基発展−深セン上場(000511)−や深深房A−深セン上場(000029)−など「ダークホース」的な動きをする銘柄が登場した。

  中国では第3四半期(7−9月)、地方都市での不動産物件販売件数が前年同期比で32%上昇したことも「二・三線級銘柄」の株価の動きに影響した。

  次に挙げたのは、人民元のレート上昇で恩恵を受けるセクターだ。輸入に多くを頼る企業で、コストに占める燃油代が大きな航空会社などがある。製紙会社も同様だ。

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◆解説◆
  11月にオバマ米大統領、ユーロ圏首脳が相次いで訪中。胡錦濤国家主席や温家宝首相と会談した。人民元の為替問題は主要な議題のひとつだったが、中国側は明確な回答を避けた。

  米国では経済の悪化にともなう失業率の増加で、「安価な中国製品が大量に輸入されているため雇用の機会が失われている。人民元の為替レートは低すぎる」との批判が再燃した。また、中国政府は人民元のレート決定のメカニズムは「複数の通貨を参考にしたバスケット制」と説明しているが、実際には米ドルと連動した動きをみせている。そのため、ドル安にともない対ユーロの為替レートが下落しており、ユーロ圏の反発も強まった。(編集担当:如月隼人)

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