HOYAは主力製品の需要と収益回復基調を評価し上値余地残す(銘柄診断)

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■眼鏡用レンズや眼内レンズは堅調

  半導体用マスクブランクス・フォトマスク、光学レンズ、眼内レンズなどが主力のHOYA <7741> は、課題だったペンタックス事業の採算が急速に改善している。エレクトロオプティクス事業でも一部製品の需要が好調だ。主力製品の需要回復とともに、収益は一段と回復基調を鮮明にすることが期待される。

  四半期別の営業利益の推移を見ると、09年3月期3Q(10〜12月)の167億円に対して、4Q(10年1〜3月)が1億円の営業赤字と急速に悪化したが、10年3月期1Q(4〜6月)には93億円、また2Q(7〜9月)には187億円と改善傾向を強めている。エレクトロオプティクス事業では、半導体用マスクブランクスの需要回復が鈍いが、HDD用ガラス製メモリーディスクは需要が急速に上向き、フル稼働となっている模様だ。課題だったペンタックス事業は、2Qに営業黒字化した。デジタルカメラの営業損益が、生産拠点再編や人員削減などのリストラ効果で、急速に改善している模様だ。またアイケア事業では、眼鏡用レンズや眼内レンズが堅調で、利益率も高水準を維持している。

  10年3月期の通期業績について、会社予想は非公表(3Q決算発表時に公表予定)である。ただし四半期別の推移を見ると、営業損益は回復傾向を鮮明にしており、通期の営業利益は前期比増益となる可能性が高まっている。さらに、大手半導体メーカーが先端製品への投資を再開していることもプラス要因となる。マスクブランクスやフォトマスクの需要が上向けば、11年3月期の収益は回復基調を一段と鮮明にすることが期待される。

  株価の動きを見ると、一時的に2000円割れ水準まで調整したが、足元では上げ足を速めて、年初来高値も更新している。週足ベースで見れば、26週移動平均線がサポートラインとなり、上昇トレンドに回帰した形だろう。予想PERや実績PBRなどの指標面で見れば特に割安な水準と言えず、足元で急伸した後だけに短期的な調整も必要だろう。しかし、収益が回復傾向を鮮明にしていることを評価すれば、上値余地を残しているだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)

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