中国初の3Dドラマ制作へ 宮崎駿監督に協力仰ぐ
ハリウッドの大作『アバター』がヒットし、中国ではSFブームが巻き起こっている。これまで『決戦南京』など数々のテレビドラマを撮影してきた沈悦監督はこのほど、中国初の3DSFドラマ『希望号』を制作すると発表した。チャイナネットが報じた。
上海の日刊紙『東方早報』によると、沈悦監督は自分では『アバター』のような作品を撮ることは難しいため、日本アニメ界の巨匠・宮崎駿監督の御用達チームと提携して、中国オリジナルの3DSFドラマを制作するつもりであることを明かした。
このドラマへの投資はすでに7100万元(約9億2300万円)に達している。総投資額は2億元(約26億円)近くになると予想され、中国のドラマ制作費としては過去最高になる見込みだ。
中国のSFドラマが停滞していて前進しない問題について、沈悦監督は、中国の脚本家は科学的な知識があまりないためだと指摘する。「本当のSFというのは、しっかりとした科学的基礎の上に立脚しなければならず、SFと幻想を一緒にしてはならない」
現在はドラマの脚本を最終的に手直ししている段階だという。「いまは時空の超越をテーマにしたドラマが流行っているが、私たちはここからたくさんのヒントを得ることができる。数々の科学概念の中で、時間の流れはもっとも研究するに値するもので、私たちの脚本も今まさに時間や空間の問題に対する解釈を深めているところだ」
『希望号』は3シーズンからなり、2010年下半期に第1シーズン30話の撮影が始まる。2050年、国際空間ステーションの科学者とスーパーハッカーが人類の新型通信技術をめぐって争いを繰り広げるという内容だ。
最終的な視覚効果が視聴者を満足させられるように、作品の品質に対しては厳しいチェックを行い、ビジュアルデザインの面では中国のトップレベルのチームを招聘するだけでなく、アニメ界の巨匠・宮崎駿の3D特殊効果チームに協力を仰ぐ。ただし合作方式はいつものような完全な輸入ではなく、技術導入である。
沈悦監督は次のように話す。「今回はソフトウェアを導入し、ソフトウェアによって特殊効果の問題を解決するつもりだ。多くの時間と労力を使って制作することに批判はたくさん上がっているが、何を言われようと私たちはそうする。中国には自分たちの技術が必要で、さもなければ、永遠に他人の後ろについていかなければならないのだから。しかも、ハリウッドの最先端の特殊効果技術は格外の高値で、一作のドラマが受け入れられる費用ではない。例えば、最先端の動作補助器、この設備のリース料は1秒単位で計算されるのだ」(編集担当:米原裕子)
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