減額発表の共立メンテナンスは逆行高、来期の回復見通しを好感(株価診断)
■中期2000円も十分期待
減額を発表の共立メンテナンス <9616>は10円高の1299円と反発。9日(火)に10年3月期の下方修正を発表。連結の売上を29億2000万円減額の862億9000万円(09年3月期は892億1000万円)、営業利益を15億7000万円(同53億4900万円)とした。
主力の「寮事業」で新規の物件取得による経費の増加。「ドーミーイン(ビジネスホテル)事業」では新型インフルエンザの流行及び景気の停滞による出張の抑制、などが響いたことによる。
株価が逆行高となったのは、(1)株価が底値圏にあること、(2)同時に発表された来期の見通しが上向くことを好感した。とくに、株価は2月上旬以降、1260円台の安値を何度もつけ、底値鍛錬ができている。
一方、来期、11年3月期見通しは、全ての部門が上向く。「寮事業」は修正後の10年3月期売上372億8400万円、営業利益55億8500万円が11年3月期は売上399億円、営業利益60億円の見通し。「ドーミーイン事業」も今期の売上120億700万円、営業利益1億1400万円の赤字が、来期は売上146億円、営業利益4億5000万円へ。
「リゾート(リゾートホテル)事業」も今期の売上150億7900万円、営業利益2400万円は、来期売上165億円、営業利益3億9000万円の見通し。さらに、「総合ビルマネジメント事業」も今期売上121億100万円、営業利益2億1800万円が、来期売上126億円、営業利益3億1000万円の見通し。すべての事業が売上、利益とも回復する。
同社は創業以来、「現代版下宿屋」を事業の中核に置き、寮事業の周辺事業の拡大を図り、次世代の収益の柱となるホテル事業の基盤強化に取り組んでいる。とくに、学生寮事業は大学との提携強化による強さを発揮している。配当は中間、期末とも19円の年38円を継続。利回りは2.9%台と高い。予想1株利益は117円でPERは11倍強。とくに、向上が確実の来期1株利益を勘案すれば、さらに割安が顕著。1400円前後に上値のフシがあり、当面はこの水準が目安となろう。中期的には08年7月以来となる2000円も十分期待できよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
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