過払い金返還請求ビジネス:宇都宮新日弁連会長の腕の見せどころか

  最近の報道でも見られるが、過払い金返還請求ビジネスは既に一人歩きし、組織内での懲戒処分に止まらず脱税行為として摘発され、刑事事案の可能性も充分過ぎるほど内在している。

  富山県では、県司法書士会(山本英介会長)に所属する山田陽一司法書士(41)=事務所・小矢部市本町=が、消費者金融への「過払い金返還請求」で債務者の代理人を務めた際、和解書を改ざんし、返還された過払い金のうち約200万円を着服していたことが分かった。同会によると、山田司法書士はこの債務者を含む約10人から総額1千万円余りを着服したことを認めたという。

  県司法書士会によると、山田司法書士は07年夏に県内在住の多重債務者から消費者金融など9社の債務整理を依頼された。08年12月までに消費者金融2社との和解書に記された過払い金の返還額を140万円を50万円、125万円を12万5千円にそれぞれ書き換え、改ざん後の金額を債務者に渡し、差額を着服した。クレジット会社への借金の返済については13万1769円から13万6千円に水増しし、債務者から差額を取った。

  それぞれのケースで、和解書のコピーに虚偽の金額を書いた紙を張り付けて再度印刷し、債務者に渡していた。

  山田司法書士は昨年秋、税務署の立ち入り調査を受け、消費者金融から返還された過払い金と債務者が受け取った金額が異なることが指摘された。つじつまを合わせるため、虚偽の受領書を作成。昨年11月、債務者宅を訪れ、「迷惑料」として20万円を渡し、その際6、7枚の書類に、書面の内容や目的を告げずに署名、押印させた。不審に思った債務者が同会に相談し、消費者金融に和解書の原本の照会を求めたところ、返還額の改ざんが分かり着服が発覚した。

  ほかの着服については、過払い金の返還はなかったと債務者に口頭でうその報告をし、全額を受け取っていた。

  山田司法書士は平成14年に県司法書士会の会員となった。年間約100件の債務整理を行っていたという。

  小矢部署は、業務上横領の疑いで山田司法書士を逮捕した。逮捕容疑は高岡市内の女性(61)の過払い金の返還額86万円を着服した疑いだった。

  一方弁護士においても、現役で最多記録の懲戒を受けた者が存在する。

  第一東京弁護士会は、須田英男弁護士(78)を業務停止2年の懲戒処分にした。同会によると、病気で出勤できないのに03年、知人弁護士から約260件の債務整理を引き受け、事務員に処理を任せた。「処理自体はきちんと行った」と説明しているという。

  須田弁護士は同様の理由などで過去4回、懲戒処分を受けている。今回5回目の懲戒処分を受けたのだ。しかし、退会処分や除名になっていない。

  事務員に過払いや自己破産を任せて2年の業務停止はかなり厳しい。痴漢しようが公然わいせつで逮捕されようがここまでの業務停止は通常ない事件を放置しても戒告、報酬が高額でも戒告程度だ。

  一般人の依頼者には迷惑をかけたかどうかは別の問題で仲間の儲けが減ることは許さんということだ。仲間の掟をやぶったら処分は厳しい業務停止2年は、早い話が引退勧告のようなもの、武士の情けで自ら弁護士登録を抹消しなさいということか?・・・・

  指針を会則にするなど協議されているようだが、実効性が伴わなければ日弁連自体大変不名誉なこととなる。
日弁連会長選で弁護士会から絶大な信頼を得た市民派弁護士の宇都宮健児氏の手腕の発揮するところとなりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)

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