中国で意外に多い人民元切り上げ“歓迎”論…「輸入品安くなる」

mixiチェック このエントリーをはてなブックマークに追加

  オバマ大統領は11日、米輸出入銀行の年次総会に出席し、「輸出倍増計画」の推進策を発表すると同時に、中国に対して人民元の為替レートの実質的引き上げを求めた。サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が同問題に対してアンケートを行った結果、人民元レートの引き上げを歓迎する見方が、懸念の声を上回った。

  質問文は「人民元上昇、切り上げは中国にどのような影響をもたらすとお考えですか?」。12日午後0時40分現在、「海外商品が買いやすくなり、海外旅行が活発化する」との回答が最多で35.62%。「貿易に大打撃、中国のメーカーが極度に疲弊する」の30.82%を上回った。

  まず消費者の立場で考え、人民元の為替レートが上昇した場合、「得になる」と判断した人が多いと考えられる。中国政府は、切り上げ圧力に簡単に応じる意思がない場合、人民元価格上昇にともなう弊害を国内向けにもことさらに強調する可能性がある。

  アンケートで、「中国の経済全体に対して極めて大きな影響が発生」との回答は17.12%、「中国でインフレが加速、不動産価格が一層の急上昇」は9.59%、「分からない」は6.85%。

  地域別に分析すると、「海外商品が買いやすくなる」と切り上げに肯定的な回答は、天津市のユーザーに多い。「貿易に大打撃」は、上海市・江蘇省・広東省のユーザーで多い。インフレ加速と不動産価格の急上昇を心配する声は、福建省、浙江省、広東省で強い。(編集担当:如月隼人)

【関連記事・情報】
中国で人民元切り上げ歓迎の声も…「輸入品買いやすくなる」(2010/03/12)
オバマ大統領:人民元問題で中国に圧力、「為替操縦国」認定示唆(2010/03/12)
海外との人民元決済が100億元超える−試行7カ月で・中国(2010/03/09)
SBIホールディングス:国際送金事業に参入…ネット活用・日本初(2010/03/03)
ソロス「人民元為替レートは上昇させて当然。中国にとっても有利」(2010/01/29)

おすすめ商品 PickUp

注目の企画