リチウム電池「サムスンが世界1位に、大企業シェアでも韓国がトップ」―韓国

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  韓国の産業研究院は11月30日、「韓国のリチウム2次電池産業の発展戦略の評価と今後の課題」と題した報告書を発表した。2010年第2四半期基準のサムスンSDIのリチウム電池の世界市場シェアが21.3%となり、20.2%だった日本の三洋電機を抑えて1位となったことを明らかにした。複数の韓国のメディアがこれを報じている。

  報告書によると、サムスンSDIのシェアは、昨年末の18.4%から2.7%ポイント増加し1位となった。三洋は足踏み状態が続き、2位に転落。3位のLG化学は、今年に入ってシェアを5.1%ポイント増の18.2%にまで拡大し、三洋電機に切迫している。4位にソニー、パナソニックが5位と続いている。

  現在の国際的なリチウム2次電池市場は、韓国と日本が主導しており、2010年第2四半期の基準では、リチウム電池の世界市場での上位を占めるサムスンSDI、三洋電機、LG化学、ソニー、パナソニックなどの5大企業に限定した場合、韓国は39.5%で、37.1%の日本をわずかに上回った。

  韓国メディアは、2005年の日本のシェアが47.7%だったのに対し、韓国が17.4%に過ぎなかったことと比較すれば、韓国の2次電池産業は短期間で急成長していることがわかると伝えている。

  その反面、日本はリチウム電池を生産する中堅企業が多数あり、世界全体の市場占有率では、まだ日本が1位で、2位の韓国をわずかな差でリードしているものと推定されると指摘。

  一方、韓国内の企業は、優れた製造技術で迅速に世界市場を掌握してはいるものの、核心の部品や素材、そして源泉技術の水準が日本の30〜50%に過ぎず、非常に脆弱だという見方もある。

  現在の2次電池の負極材料のほとんどを輸入に依存するなど、2次電池材料の実質的国産化率は20%にとどまっている。そのため、韓国の知識経済部は2018年までに毎年100億ウォン(約7.2憶円)を投入し、リチウム電池の部品や素材の国産化に乗り出す方針だという。

  しかし素材の技術力では、日本企業などに追いつくまで相当な時間が必要になるとの見方を示した韓国のメディアも見られた。(編集担当:李信恵・山口幸治)

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