大河「平清盛」…またも低視聴率、“ファンタジー”にしちゃえば?
初回視聴率が大河史上ワースト3位となる17.3%と低調に終わり、今年1月8日のスタート以来、何かと物議をかもしているNHK大河ドラマ『平清盛』。視聴率の低下は、回を追うごとに進み、第6話(2月12日放送)において、15%を切る平均視聴率13.3%を記録。続く19日放送の第7話も14.4%と低調に終わり、26日分8話の放送で、ようやく15.0%に回復。8話までの平均視聴率は約16%。「時代考証をあまりに無視している」「年齢のギャップがありすぎ」といわれ、視聴者離れが起きていた昨年の大河『江〜姫たちの戦国〜』を下回る状況にスタッフは頭を抱えているらしい。
・視聴率 - サーチナ・トピックス
『平清盛』の主演は松山ケンイチ。共演には中井貴一、深田恭子、加藤あい、玉木宏、武井咲など、ベテランから若手まで人気俳優を配し、平清盛の生涯を中心に、源頼朝の視点を通して描く。「平家物語」などの各種資料や研究、書籍などにおいて、武士社会の礎を築いた半面、「傲岸不遜」「権力を占有した独裁者」と評価されている清盛の人物像を、新たな解釈で浮き彫りにするというのも見どころである。
しかし、放送スタートから、兵庫県の井戸敏三知事が「画面が汚い」といった注文を付け、また「皇室を「王家」と呼ぶのはいかがなものか」という声があがるなど、肝心の本編より、番組に対するクレームばかりが話題になっているのは否めない。
さらに清盛の初陣となる海賊討伐(6話)では、加藤浩次演じる海賊の頭目が「海賊王になる」と叫ぶシーンがあり、その姿はまるで人気漫画『ONE PIECE』の主人公ルフィそのもの? また、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のような衣装の海賊が登場するなどのあまりに突飛な展開は、まるで歴史上の人物を用いた架空のゲームやライトノベルではないかと視聴者に思われても無理はない。
加えて一部週刊誌によると、低視聴率に一石を投じる手立てとして、今後は一般映画並みのラブ・シーンを投入するという話も浮上しているとのこと。一昨年、同局が鈴木京香と長谷川博己の濃厚ラブ・シーンで視聴率を取った『セカンドバージン』を意識しているのかもしれないが、大河ドラマの視聴者は子供からお年寄りまでと幅広い。放映時間帯も考えると、このようなテコ入れは逆効果になりかねないといえる。
「史実に忠実に」だけでは視聴者にアピールできない時代ではあるのだろう。それなら「大河ドラマ」を「歴史ドラマ」と銘打たず、「歴史ファンタジー」だと開き直ってしまったほうが、視聴率が取れるのではないだろうか。(編集担当:吉岡さとみ)
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